山下うどんのこだわり
讃岐うどん一筋65年
伝統ある讃岐うどんを守り続けるためのこだわりをご紹介致します
讃岐うどんの製法
- 創業当初からの製法を変えることなく作り続けています
- 讃岐うどんの生地は朝練り、朝打つことが基本とされています
- 宵練りという手法もありますが当店は朝練り朝打ちを続けています
<基本的な製造工程は以下の通り>
水回し▶熟成▶混捏▶熟成▶足踏み▶熟成▶団子▶熟成▶足踏み▶麺打ち▶麺切り
早朝日の出前から開始して全ての生地がうどんの麺になるのはお昼ころです
これらこだわりの製法で作ることが讃岐うどん独特の弾力と粘りのあるコシを作る基本です
讃岐うどんの麺
- 香川県産の小麦粉を主に数種類の小麦粉をブレンドした山下うどん独自配合の小麦粉を使用しています
- 薪で沸かした高火力の釜で麺を茹でる
薪で湯を沸かすことで常に高い温度を保つためしっかり芯まで熱が通り讃岐うどん独特のモッチリ感が生み出されます
※香川県内でも薪で茹でることにこだわる店舗は2店舗しかなくなりました
- 茹でた麺は3段階でやさしく〆て、すぐに一玉ずつに玉取りをする
茹で上げた麺は冷水で一気に〆るのではなく、三段階で優しく〆ていきます
そうすることで硬すぎずほどよい弾力になり、粘りを損なうことなく讃岐うどん独特のコシが生み出されます
また、冷水で〆た麺はそのまま冷水に浸しておくのではなく、すぐに一玉ずつに玉取りをします
冷水に浸したままだと水分を吸収しすぎて麺の粘りが損なわれてしまうのです
そうして生み出される麺がこちら!
麺肌はツルッとなめらか、ほどよい弾力の噛み応えと喉越しを感じれる粘りのある讃岐うどんの麺が出来上がりです♪
讃岐うどんの出汁
- 地元伊吹島産のいりこと北海道の利尻昆布だけで摂る讃岐うどん伝統の出汁
- 地元醤油蔵から仕入れる醤油で味付け
※いりこ、昆布とたった2つの食材で白出汁をとり、地元醤油蔵の醤油で味合わせすることが当店の味わい深いうどん出汁が作られてる秘訣です
※当店の出汁は他店と比べると色が濃いと言われますが創業者の妻(私の祖母)が考案した唯一無二の手作り出汁をお楽しみ下さい
讃岐の天ぷら
- 讃岐の伝統的な天ぷらを味わって頂くことができます
香川県では昔から前日の煮物を翌日は天ぷらにして食卓に出すという風習があります
当店の根菜類、昆布、高野豆腐などの天ぷらはその風習に習って、甘く煮付けて味付けしたものを天ぷらにしています
- 地元漁港で水揚げされた海老を使用する
当店の人気天ぷら「芝海老のかき揚げ」は地元漁港で水揚げされた海老を使用しています
当店の薬味
- 高知県産の生姜を皮ごとすり下ろし
- 地元産のネギを市場から仕入れ
- 近所の方から差し入れられたすだち等(すだちは夏場限定です)
古くから高知県の特産である生姜を使用し、皮ごと摺り下ろす事で生姜の旨味をしっかり感じることができます
地元産のネギを当店で食べやすくカットしています
山下うどん店のおすすめの食べ方
当店に初めてご来店された方は、まずは「かけうどん」か「醤油うどん」を食べてみて下さい
近年では、県内の讃岐うどん店でも創作うどんを提供するお店が多くなりました
しかし、1つ1つの工程をしっかりこだわりを持って心を込めて讃岐うどんを作ることで、飽きのこない毎日食べたくなる讃岐うどんが作れると信じています
讃岐うどんのメインメニューと言っても過言ではない「かけうどん」と「醤油うどん」
醤油うどんは純粋に讃岐うどんの麺を楽しむことができます!
麺の表面はなめらかでツルッと、程よい弾力の噛み応えと喉越しを感じることができる粘りのある讃岐うどんのコシ
讃岐うどんの特徴と言われる「弾力と粘り」のあるコシを存分にお楽しみ下さい♪
かけうどんは麺と出汁と薬味の三位一体の芸術品です!
麺は言わずもがな!
弾力と粘りのコシのある麺をすすれば麺に絡むいりこ出汁の風味がふわぁっと鼻から抜け、アクセントの生姜とネギが味を引き締める!!
これぞ「The 讃岐うどん」と言えるうどんをお楽しみ頂けます♪
讃岐人の讃岐うどんの食べ方
当店では、天ぷらは出汁にしっかり浸して食べていただくことをオススメしています
サクッとカリッと天ぷらを食べるのも美味しいですが、讃岐うどんを食べに来たのであればガッツリ讃岐の食べ方をしてみて下さい(笑)
香川県生まれ香川県育ちの生粋の讃岐人は丼の麺の上に天ぷらを乗せて、その上から出汁をかけて食べる人が多いです
天ぷらの衣にしっかりといりこ出汁を浸して食べることで、出汁の風味をよりしっかりと味わうことができますよ!
最後に
いかがでしたでしょうか?
讃岐の片田舎の交通の便もそれほど良くない家族経営の小さなうどん屋がこんなに讃岐うどんにこだわりを持っていることに驚きましたか?(笑)
まさか食べ方まで指南されるとは!?と感じた人もいるのではないでしょうか
しかし、これだけ強くこだわりを持ち、真面目に麺魂(メンソウル)を込めて作り続けているからでしょうか?
地元のお祭やイベントの際には、未だにたくさん玉卸の注文を頂くことができています
創業からゆうに半世紀以上が経ちますが、未だに讃岐うどん店を経営できているのはひとえに皆様の応援があるからこそ!
その一人ひとりの応援にしっかり応えようとすると、今のうどんでもまだまだ満足なんてしていられません
当店のうどんは「昔ながらの」「伝統的な」讃岐うどんと表現されることが多いですが、それは私達が「讃岐うどん」を追い続けているからこそ
この信念がどれだけの方に伝わるかはわかりませんが、一人でも多くの方が当店の讃岐うどんを食べてお腹と心を満たして、
笑顔で「ごちそうさま~!」と言って頂けることを願って、これからも日々精進して参ります
おいでまい!山下うどんへ♪